「こんにちは」と「こんにちわ」どちらが正しい?違いや語源を調査!

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「こんにちは」と「こんにちわ」どちらが正しいの??パソコンの変換でも「こんにちは」と「こんにちわ」の両方がでてくるので一瞬悩みますよね。「は」と「わ」の使い分けなどがあるのでは?と、気になります。実はこれには深いわけがあるので今回、「こんにちは」と「こんにちわ」どちらが正しいのか、その違いや語源を調査しました。

 

 

 

 

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「こんにちは」と「こんにちわ」どちらが正しい?

 

現代社会では、一所懸命が間違っている筈の一生懸命が広辞苑に記載されるなど日本語の有り様が大きく異なっており、「こんにちわ」と「こんにちは」のどちらが正しいか頭を抱える人も多くいます。

 

 

「こんにちは」は、漢字表記した場合に今日はと書き表される事から正しいとされ、「今日は」の「は」助詞の役割を果たしている事から助詞の「は」の代わりに「わ」を使用する用法は大きな間違いです。

 

 

今日はと表記しない理由は、今日を「こんにち」と読む人やケースは少なく「きょう」と読む人が大半を占めている事が理由で平仮名表記され、若者達が使う様になった理由には手紙やメールでも書き言葉を使わず話し言葉を恒常的に使用する様になったからであり、書き言葉自体の存在意義が薄れている事が背景にあります。

 

 

しかし、間違いの筈の一生懸命を使用する人が多い事から正解の一所懸命と併記されている事を考えれば、両方の挨拶が広辞苑や広辞林に併記される事も遠い未来でも無いと考えられます。

 

 

 

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こんにちはの語源や意味は?

 

「こんにちは」は、栄西禅師や道元禅師によって広められた禅宗と共に鎌倉時代初期には用いられていた挨拶とされ、日本の様々な地域で太陽の事を今日様と呼んでいた事から「今日は」は天照大御神を意味する太陽に対する挨拶が語源と考えられています。

 

 

「今日は」の後には、太陽の化身の天照大御神を敬っていた名残りである事から相手を敬い心配する「お元気ですか」や「ご機嫌いかがですか」などの丁寧な語句を続けて昼間の訪問時や対面時の挨拶としていましたが、現在では今日は以降の文言が省略された「こんにちは」が使用されているだけで無く、「こんにちわ」が主流になりつつあるのが現状です。

 

 

現在では、天照大御神を表す今日様に対する挨拶である事を認識している日本人は非常に稀である事から形式的な挨拶として用いられるだけで無く広辞苑の中では感動詞と分類されており起源とは掛け離れた意味で用いられ、若者の間では表音表記である「こんにちわ」が主流となっています。

 

 

 

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「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の時間帯は?

 

日本語の挨拶は、何時からどれくらいの時間帯で使うべきなのか厳密に基準がある訳では無く、今日様である太陽の高さや仕事の進み具合などで感覚的に使い分けられており、日の出や日の入りの時間が大きく異なる北海道と沖縄では切り替えの時間帯が異なります。

 

 

「おはよう」に関しては、日の出から昼休憩や昼食の時間となる午前11時頃までとされ、「こんにちは」は昼休憩後や昼食後の午前11時以降から日の入り前までとなっています。

 

 

「こんばんは」に関しては、日の入りから日の出前までとされている事から日の入りの時間が早い冬季や北海道では「こんばんは」への切り替え時間が早く、沖縄では特に日の入りの遅い夏季には午後7時過ぎても「こんにちは」を使用する若者も少なく無いのが現状です。

 

 

しかし、業界によっては日中や夜間の時間や役職の上下関係及び職業の種類にかかわらず「おはようございます」を使用するケースがあり、全ての挨拶に対して「お疲れ様です」や「お帰りなさい」などの挨拶で返す業界もあります。

 

 

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