ビートたけしさんの独立により、オフィス北野が赤字経営だったり、森昌行(もりまさゆき)社長の役員報酬や社員の給料が高すぎることが判明。今回は、赤字に転落した理由、役員報酬や社員の給料明細にスポットを当ててみました。
オフィス北野の赤字はいくら?
オフィス北野の業績から見てみましょう。
売上高(円) | 利益(円) | |
2012年度 | 24億4500万 | 2800万 |
2013年度 | 23億6100万 | 9600円 |
2014年度 | 24億2300万 | 4900万 |
2015年度 | 24億4500万 | 5600万 |
2016年度 | 25億9300万 | 1億1700万 |
2017年度 | 24億円 | 500万の赤字 |
2016年まではずっと黒字経営でした。売上に対して利益が少なく思えるかもしれませんが、これはしっかりと節税対策がとられているということです。
オフィス北野の売上の8割はビートたけしさんの売上だといいますからやっぱり芸能界は夢がありますね。
報道ではオフィス北野が赤字転落とあったので、もっとすごい額かと思っていましたが、赤字は500万円だったんですね。
しかし、どうして赤字になったのでしょうか?ビートたけしさんの2017年の仕事はどうだったのでしょうか?
テレビでは、レギュラー番組が7本、主演ドラマに1本以外にもスペシャル番組に出演しています。
CMは5社以上と契約し、映画「アウトレイジ 最終章」も成功。
小説、新書、図鑑など5冊の本を出版しています。
売上が24億もあったのに500万円の赤字理由はなんだったのでしょうか?
森昌行社長は「週刊新潮」の取材に対しこう答えている。
映画『アウトレイジ 最終章』(2017年10月公開)の制作費は既に出ていっていたのに対して、映画の売上が入ってくるのは半年ほど後になるという。
これが赤字転落の原因とのことでした。
映画『アウトレイジ 最終章』は動員数110万人、興行収入15億円を突破しています。
興行収入のうち半分くらいは、映画館の取り分となります。残りの半分から宣伝費や配給会社の取り分が引かれた額が映画の制作会社の取り分となります。
たしかに、森昌行社長の言うように映画の売上が入っていれば赤字にはならなかったですね。
しかし、話し合い場に公認会計士さんもいたというのに、映画の売上のタイムラグについての説明は、たけしさんや、たけし軍団に説明はなかったのでしょうか?
社員の給料明細はらっきょの勘違いだった!
井手らっきょさんが「とくダネ!」等のインタビューで、オフィス北野の20代社員の年収が1800万円と答えていた件で、ダンカンさんは、
「この件に関しては本当に申し訳ございませんけど、オフィス北野に謝罪させていただきます」と頭を下げ、「これはらっきょがまったく勘違いで1人で発信してしまったこと」だとして謝罪しました。
ダンカンさんらは給与の一覧などを見る資格がないため、会計士からおおよその状況を聞いて井手らっきょさんが聞き間違えをしていたという。
正確に発信しないと、たけしさんやたけし軍団を応援している人にとっても、やっぱり芸人に会社経営は無理だと思ってしまいますね。
ダンカンさんではなく、井手らっきょさんがきちんと謝罪しなければいけないのではないでしょうか。
それでも、オフィス北野は社員の給料が高いことで業界では有名だったようです。
マネージャーは新人でも年収500万円、これが2〜3年目で800万円になり、在籍10年以上は1000万円。主任ともなると2300万円。森昌行社長に至っては1億円近い給料をもらっていたといいます。
これに対し、森昌行社長は「週刊新潮」の取材で、こう答えています。
「94年のたけしさんのバイク事故で得た大きな教訓は、この業界はいつ何が起こるか分からないと言うものでした。
払えるときに払っておかないと、いつ従業員に充分な手当てをしてあげられるなくなるかわからない。
したがって経営が上手く行き、黒字が出ている時はなるべく従業員の給与・賞与を多くし、それが従業員のモチベーションにもつながるし、ひいては良い人材を集めることになると考えた上で、従業員への支払いを行ってきたのです。」
森昌行社長の役員報酬は妥当なのか?
森昌行社長の役員報酬は1億円近く、それ以外の役員もかなりの役員報酬をもらっているといいます。
森昌行社長は、やるべきことをやっていると言う誇りもあり、金額は決して法外に高いと思う思わないと話しました。
しかし、オフィス北野の売上や会社利益から見るとやはり法外に高いような気がします。
この問題は落とし所があるのでしょうか?泥沼化するようなきがしてなりません。
ビートたけしさんのイメージも悪くなるので、早期決着してもらいたいですね。
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