山菜の王様とも言われるタラの芽。
スーパーで見かけるものは栽培されたもので、小ぶりで香りも苦味も少なめ…
山で採ってきた「タラの芽」は何と言っても美味!
しかし、他の山菜に比べると採るのはなかなか難しいのが現実です。
でも山へ遊びに行ったら是非探してみてください!
こんな風に生えてるの?ってびっくりしますよ。
タラの芽とは?
ウコギ科のタラノキの新芽
棘がしっかりついている「男ダラ」と棘の少ない「女ダラ」がありますがどちらもたらの芽です。
木は枯れたように見えますが、春になるとてっぺんに新芽が出てきます。
山菜としてはその頃に採りますが、そのままにしておくと夏に向かって大きな葉へと成長していきます。
どこを探せばよいの?
全国の山野に自生しています。
山の傾斜地などで、水はけのよいところ。
伐採のされた林など、日当たりのよいところによく生えています。
タラの芽の時期はいつ頃?
地方にもよりますが桜の咲く頃、が目安です。
その一帯の桜が満開になる頃が一番です。
収穫時期を過ぎるとすぐに葉が開いてきてしまうので収穫時期は大切ですね。
ベストな形、大きさは?
先端から上に向いた1番芽と、その脇から斜めに伸びる2番芽までを採ります。
もう少しと思いますが、タラノキは芽をすべて摘んでしまうと枯れてしまいます。
木を枯らさないように来年伸びる芽を残しておかなければなりません。
タラの芽のおすすめレシピは?
タラの芽といえば天ぷらで食べますが、他にはどんなレシピがあるのでしょうか?
タラの芽の下処理
まずは固いハカマをはずし、根元の固い部分の皮を取ってしまいます。
多少アクはありますが、天ぷらであればそのままでも大丈夫です。
アクを取るなら
2%ほどの塩水を沸騰させ2~3分茹でて冷水にとります
その後水にさらしておきます
たらの芽のゴマ味噌和え
①たらの芽のアクを抜く
②すりゴマとみりん、味噌を3:1:1の割合で混ぜ合わせたらの芽を和える
たらの芽の酢味噌和え
①たらの芽のアクを抜く
②白味噌おおさじ3.砂糖大さじ1、酢味噌大さじ1を混ぜ、たらの芽と和える
その他、豚肉やベーコンで巻いて焼いて食べたり、パスタの具にしても美味しく頂けます。
タラの芽の保存方法は?
やはり採ったものはすぐに頂くのが一番ですが沢山収穫できた時は…
固めにゆがきアクを抜いたものを小分けして冷凍保存します
ご飯に混ぜたり味噌汁の具にしたり、長く山菜を楽しめます。
タラの芽の効果効能は?
①カリウムが豊富(高血圧予防)
②ビタミンEが豊富(老化防止)
③ナイアシン、パントテン酸が豊富(口内炎や皮膚炎の予防)
④ミネラルが豊富(マグネシウム・リン・鉄分)
⑤β-カロチンも豊富
たらのきで糖尿病予防!
昔から「たらのき」は糖尿病に効果があると言われ、煎じて飲用されています
作り方
①根を掘り起こしよく水洗いし、皮の部分を細かく刻み、日陰でよく乾燥させる。
②樹皮も同様に乾燥させる
③干し上がったものを煎じて飲む
栄養学的にみても「たらの芽」「たらのき」は「山菜の王様」ですね。
まとめ
他の山菜に比べると、木の芽ということもありなかなか沢山収穫することは難しい山菜です。
でも栽培されているものに比べると山の中の「たらの芽」は大きく堂々としていて見つけると格別の嬉しさがあります。
くれぐれもマナーを守り、来年の収穫を楽しみにできるようにたらの芽採りを楽しんでください!
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