出典:http://whiskystudio.net/
74歳の世界的ジャズ・トランペット奏者・日野皓正(ひのてるまさ)さんが、4カ月にわたって中学生のビッグバンドを指導。そして1夜限りで夢の共演を果たす「せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids”」。このステージ上であまりにも衝撃的な事件は起きました。日野皓正さんが演奏中のドラマーの生徒に往復ビンタを喰らわせたのです。今回は日野皓正さんがビンタをした理由や原因について調べてみました。
せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids” とは
「せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids”」は世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区太子堂)で毎年8月に開催され、今年で13年目を迎える。
8月19日に開かれた『日野皓正 Quintet Live』も話題となったが、やはり本命は翌20日に開かれた『Dream Jazz Band 13th Annual Concert』だ。公募で集まった世田谷区立中学の生徒たちが日野皓正氏など一流のミュージシャンから指導を受けた成果を発表するのだから、人気を集めないはずがない。
このコンサートの入場料は
大人 4500円
4歳から高校生まで 2250円
入場料を払って来たお客の前でビンタするなんて、配慮が足りないですね。
中学生を往復ビンタした理由は?
今年も数百人の観客がシアターを訪れ、ビッグバンドの奏でるジャズに聞き惚れた。演奏者の中学生にも最高の夏休みが保証されていたはずのイベントは突然、暗転する。公開中の動画を見て頂きたいが、本番も本番、観客の前でドラマーが演奏している真っ最中にもかかわらず、ただならぬ雰囲気を漂わせながら、日野氏がステージ上を歩いていく。
動画の内容をまとめると
1.日野氏はドラマーの背後に回り込む
2.スティックを取り上げる。
3.スティックを日野氏は放り投げる
4.ドラマーが手で叩き続ける
5.日野氏がドラマーの髪の毛を鷲摑みする
6.日野氏がドラマーに往復ビンタをする
7.ドラマーに向かって「なんだ、その顔は!」と罵倒する
となります。
途中までは、観客の笑い声が入っていますね。完全に演出だと思っていたのでしょう。途中から演出ではないことに観客もシーンとなり、会場が凍りついている様子がわかりますね。
このドラムをしていた中学生は何がしたかったのでしょうか?ただテンションが上がってしまっただけなんだろうか?
日野氏が往復ビンタをした理由は?
世田谷区役所は「行過ぎた指導であったと…」我々は世田谷区役所に取材を申し込み、教育委員会から回答を得た。まず、日野氏の暴行については、
〈ソロパートでなかなか演奏を止めなかった子どもに対して、コンサートの進行に支障が出ると日野氏が判断し、演奏を中断させるということがありました。その際にとった行為につきましては、教育委員会としましても、行過ぎた指導であったと捉えております〉
と、事実関係を、ほぼ認めた。
実際にこのコンサートを見ていた方のtwiitterのツイートがありました。
日野皓正のコンサートを見ていた感想。日野も勿論悪いが、フィナーレで子供たち数十人がソロを8小節16小節阿吽の呼吸でまわし順番にスポットライトを浴びていた。ドラムがどうなってるのと心配になるほど延々ソロを続けた。日野がステックを取り上げたが、手でドラムを叩き続け日野さんを睨みつける
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
この曲の指揮者は日野で、最初は指示を出していたが、子供たちが自発的にソロをまわしだしたので、袖でニコニコと見守っていた。ピアノや数台のドラムセットは席を譲り合いながらソロが続いた。ドラムの子が退場した後、まだソロを取っていない子供たちが順番にソロをとり観客の拍手を受けていた。 https://t.co/Dv1TDmazpZ
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
日野皓正ビンタ演奏会を実際見ていた感想。子供たちが自主的に短い持ち時間でソロしてを回している中で、ドラムが信じられない長時間延々とソロを続けた。日野がスティクを取り上げて離れようとしたら、彼は素手で叩き続けた。日野が「みんなにもまわせ!」と身振りも交えて言ったが無視して睨みつけた
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
日野皓正ビンタ演奏会を見ていた感想。例のドラムソロを最初は見ていたメンバーも段々困惑した様子になる。ドラムの子が片手で参加しろと煽り、それぞれ音を出して参加、大音量フリージャズ状態で盛り上がるが収拾着地出来ず。メンバーは演奏を止めた。でもドラムソロを叩き続ける。で、日野止めに入る
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
被害者の中学生の学校はどこ?
ドラマーの中学生はどこの学校なんでしょうか?
現在の所は名前、学校名などは公表されていません。8月31日発売の「週刊文春」には被害者の中学生のコメントも掲載されるようなので、追記したいと思います。
「せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids”」は世田谷区立中学の生徒が公募で集まっているので、世田谷区立中学の生徒には間違いないと思います。
世田谷区立中学
梅丘中学校、奥沢中学校、尾山台中学校、上祖師谷中学校、烏山中学校、北沢中学校、喜多見中学校、砧中学校、砧南中学校、駒沢中学校、駒留中学校、桜丘中学校、桜木中学校、瀬田中学校、世田谷中学校、太子堂中学校、玉川中学校、千歳中学校、弦巻中学校、東深沢中学校、深沢中学校、富士中学校、船橋希望中学校、松沢中学校 、三宿中学校、緑丘中学校、八幡中学校、用賀中学校、芦花中学校
上記の中学校の生徒で、おそらく吹奏楽部の生徒ではないでしょうか?
『週刊文春』によると
「自分が悪いんだと納得しています。日野さん自身はすごくいい人ですが・・・。ただ今回の件で、「ドリバン」がなくなるという事態には絶対なって欲しくないです」
と語ったという。
タレントのコメントは
俳優の坂上忍が、MCを務める31日(木)の放送「バイキング」では、このようなコメントしています。
「僕も子役さんを扱っていますけど、たたかない、たたく必要がない、今のご時世たたいちゃ駄目」と切り出し、親交があったという日野氏について「明るくて、優しいイメージ。熱い人だって言うのは感じるけど、熱いのと手を上げるのは別」と日野氏の行為に首を傾げていた。
さらに、俳優の梅沢富美男も31日、「情報ライブ ミヤネ屋」で、コメントしています。
梅沢は「私も人を教える立場ですから、決して日野さんを応援してこういうことを言うわけではありませんが」と断った上で、「人前ですよ!人前で、日野さんが叩くなんて、おかしいじゃないですか。ぼくだってやりません。(だから)よっぽどだと思いますよ」
「スティック取られてもまだ叩いて、(生徒は)ナメてますよ。指導者を」と首をひねり、「だからやった(ビンタした)。我慢しきれなかったんだと思う」と続けた。
なぜ、その場で生徒を叩いたのか。高いチケットを買って、わざわざ会場にきたお客さんは絶対に気分を悪くして帰ったに違いないでしょう。
もう少し違う方法で対処できたのではないでしょうか?
例えば、ドラムの演奏を止める際、少しお笑いをもっていきドラマーに注意できたのではないでしょうかね?公演を見ているお客さんに不愉快を与える行動をしたことは間違いないですが。
感情を抑えられない人なんでしょう。器が小さいといいますか。完全に、イメージダウンです。しかし、擁護してくれるタレントさんもいるようなので良かったですね。日野さん。
nagomi(嫁)も、日野さんの公演を2回見に行ったようです。(この公演じゃなかったのですが)
しかし、このニュースを見終わった後、特に感想もなく一言「もう、行かない」と言ってました。
最後に
生徒に問題があったのは間違いないでしょう。しかし、どんな理由があっても体罰というのは判断ミスだと思います。
コンサートは、緻密な段取りがあります。往復ビンタされた生徒一人のせいで、大きな支障がでます。
体罰はいけないですが手を止めなかった学生の方にも、かなり問題ありです。
動画やニュースだけ見ると、日野氏の往復ビンタ体罰に目がいってしまいますが、元は往復ビンタされた生徒の方が悪かったという事実もニュースはちゃんと伝えないといけないんじゃないでしょうか。
賛否両論があり、しばらく騒動は続きそうです。
【9.3追記】
日野皓正はビンタした中学生と和解していた!
朝日新聞の取材に対し、
「手を出したのは、他の人からすれば驚いたかもしれないが、俺と彼との間には親子関係に近いものがあり、問題はない。この件はすでに和解もしている」と語った。
日野氏はこの生徒について「才能あるミュージシャンで、1年前から目をかけていた」としたが、演奏中に男子生徒のソロパートが長くなり「他の子に迷惑がかかると思い、とめた」と説明。公演終了後、生徒側からソロパートの件での謝罪があったとし「そこで握手をして、問題は解決した。何のわだかまりもない」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170902-00000060-asahi-musi
口で注意されて直さないなら仕方ないし、親も見てるだろうし、あの場できちんと怒れるのって日野皓正さんは、凄い熱意を持ってる人なのでしょう。
過剰な体罰は良くないと思うけど、ゲンコツやビンタ1発で体罰と大騒ぎする現在の社会はおかしいのかもしれません。
日野皓正がビンタした中学生の父親の反応は?
中学生は昨年のコンサートから参加していたそうで「去年も(バンドに)入るなり、日野さんに怒られているみたいで、(今回も)またやらかしたなと思って、(動画を)見たら、やっぱり悪いじゃんと思って」と父親は話した。
また父親が「バンドを動かしたかったんです。多分人生で一番楽しい瞬間だったんでしょ? 日野さん来るまでは」と中学生に問うと「(楽しい)瞬間だったかもしれない。(日野さんは)ユーモアもすごくって、それでも『いけない』と思ったことにはガッツリ叱って、根本から変えてあげようという愛があると思います」と心中を明かし、「多分死ぬまで(ドラムは)続けると思います」と明るい声で答えていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170902-00000176-sph-ent
マスコミが一番、この話をややこしくしている。
マスコミが出て来なければ、大した話にもならなかったのかもしれません。
たとえ体罰でも納得して反省しているってことなので、終わりでいいでしょう。
コメント
いくつかのニュースサイトと、問題のシーンのビデオを見た。児童の方にも悪い点があったようである。しかしだからといってあれほどひどい体罰はないだろう。体罰というよりは完全な暴力である。またそれが教育的見地から行なわれたのか。自分の名を冠したイベントをぶち壊しにされそうになって頭に血がのぼったようにしか見えない。児童や保護者がどう言おうと児童に対する傷害罪で告発されるべきである。
訳わからんガキには体罰が一番!日野皓正は何も悪くない。逆に名誉毀損でこのクソガキが提訴されるべき。
あの場面ではビンタ以外に方法がないので当然だ。中学生は自分のした事はわかっているはずだし日野氏が口頭でやめろと言っていた。バンドを率いるリ-ダ-として自分の責任においてビンタをしたのだから結論はok。むしろあの時何もしなければ大人はなめられてあの学生は今後何事に於いてもやりたい放題の人間になってしまう。見た通りの教育現場で軽いビンタ位で騒ぎ過ぎ。
あれでしょう―単なる傷害事件・暴行事件です。理由の如何は問いません。法の前には、すべての人は平等なのです。世界的なジャズ奏者だから、勲章もらってるから、親子ほどの信頼関係があるから、等々と忖度する必要はありません。
敢えて忖度するとすれば、中学生がドラム演奏をやめてからビンタをしたのはなぜでしょうか。また、この中学生は軽度の発達障害が疑われるのではないでしょうか。
日野さんはラッキーなだけですよ。親御さんが病院の診断書を添付して警察へ被害届を出していれば、日野さんは立派な犯罪者になります。